2019.09.17
防祭-BOSAI- 未来のウワジマ防衛タイ事業(その2)
9月15日(日)、防祭-BOSAI- 未来のウワジマ防衛タイ事業を公益社団法人宇和島青年会議所が宇和島市きさいや広場で実施しました。(その2)
午後の部第2部HUG研修の様子です。
高校生、防災士、自治会、等々関係者の方々にHUG研修を実施して頂きました。
HUG(避難所運営ゲーム)とは
静岡県が図上訓練の一種として開発した避難所運営ゲームで、住民が避難所運営を主体的に考えるためのツール。避難者の年齢や性別、国籍、それぞれが抱える事情が書かれたカードを参加者(プレイヤー)に配り、避難所施設に見立てた平面図にどれだけ適切に避難者を配置できるか、また避難所で起こるいろいろトラブルなどにどう対応していくかを模擬体験するゲーム。
参加者(プレイヤーと呼ぶ)は、ゲームを通して災害時要援護者に配慮をしながら生活空間の配分を考え、部屋割りから仮設トイレの配置、炊き出しの場所などを設定していく。また、避難所生活のなかでのトラブルや、マスコミの取材対応といった場面も想定して、議論や話し合いを行うなかで、ゲーム感覚で避難所の運営を学ぶ。
HUGは、H(Hinanjo=避難所)、U(Unei=運営)、G(Game=ゲーム)の頭文字を取ったもので、英語では「抱きしめる、受け入れる」という意味となり、避難者をやさしく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名づけられている。
DIG(災害図上訓練)とは
参加者が地図を使って防災対策を検討する訓練のこと。Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)の頭文字からの造語で「災害図上訓練」のこと。DIGは「掘る」という英語の単語にも通じることから「災害をイメージし、深く理解して、防災意識を高める」という意味も込められている。
DIGでは、自分の住んでいる地域で災害が発生することを想定して、どこでどのような災害現象、被害が発生するかを予測し書き込み、同時にそのリスクを避ける避難経路、避難場所を設定、またこれに対して事前にどのような対策が必要かを参加者同士で話し合うことで訓練を進める。
自助・共助・公助の連携で地域防災力の向上を図る住民主体の取組みとして有効である。