2019.06.15
「ダイバーシティへの一歩」事業 第1回研修 当日
6月15日(土)、「ダイバーシティへの一歩」事業 第1回事前研修を開催しました。
1回目の事前学習として、SDGsに関して研修会を行いました。SDGsに関しては、こども国連環境会議推進協議会(JUNEC)より講師を派遣していただき、SDGsをより身近な課題として理解を深められるように、LEGOを使いながらワークショップを実施しました。参加のJCメンバーと学生でグループをつくり、海外研修に向けて交流を図りました。ワークショップは保護者の方にも参加していただきました。
講師の御紹介、井澤友郭 (いざわともひろ)氏
こども国連環境会議推進協会 事務局長 社団法人 公共ネットワーク機構 常任理事
2003 年から「持続可能な開発に向けた教育」プログラムの普及事業、ファシリテーター育成など 人材育成事業に関わり、ワークショップを年間200回以上開催し、延べ3万人以上の社会人・学 生を育成。プログラムは、講義など一方的な知識伝達のスタイルではなく「他者理解」と「合意形成」そして「主体形成」が育成される実践的ワークショップとして定評がある。 コミュニケーションツールとしてLEGOブロックを用いたワークショップは、世界とのつながり やSDGsを身近に、そして自分事化して考えられる授業として、様々な学校現場で開催されてき た実績がある。
井澤様、大変勉強になりました。ありがとうございました。
まずは、SDGsについて学びました。
世界経済フォーラム(World Economic Forum)が2018年12月、「The Global Gender Gap Report 2018」を公表し、その中で、各国における男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)を発表しました。この指数は、経済、教育、健康、政治の4つの分野のデータから作成され、0が完全不平等、1が完全平等を意味しています。2018年の日本の総合スコアは0.662、順位は149か国中110位(前年は144か国中114位)でした。
各分野におけるスコアと順位は、次のとおりです。
経済分野 : 0.595(117位) ← 0.580
教育分野 : 0.994(65位) ← 0.991
健康分野 : 0.979(41位) ← 0.980
政治分野 : 0.081(125位) ← 0.078
2017年に比べ、経済分野のスコアが大きく上昇しており、これは、労働参加率の男女比や同一労働における賃金の男女格差などが改善したことが要因です。
このほか、各国における男女格差を測る主な国際的指数としては、国連開発計画(UNDP)のジェンダー不平等指数(Gender Inequality Index:GII)があります。GIIは、保健分野、エンパワーメント、労働市場の3つの側面から構成されており、男女の不平等による人間開発の可能性の損失を示しています。0から1までの値を取り、1に近いほど不平等の度合いがより高いことを示します。2018年統計更新では、日本の値は0.103で世界160か国中22位でした。
レゴブロックを使って、身近なSDGsについて考えました。
中学生はもちろん、メンバー、保護者の皆様も真剣です。
最後に、海外研修の準備について向田委員長より説明。
ご参加頂きました。中学生、保護者、メンバーの皆様ありがとうございました。